※この記事は私の体験をもとにした記録です。
手続きや制度については、必ず各自治体や公式窓口で確認してみてください。
はじめにー逃げた直後のこと
逃げたその日は、頭が真っ白でただ子どもを守ることで必死でした。
誰に話せばいいのか、何をすればいいのか分からず、体も心も限界でした。
この記事は、私が実際にとった最初の行動と、その時の気持ちを書いたものです。
同じような状況の方の参考になればと思います。

最初にしたことーホテルへの避難と支援窓口への連絡
計画的ではなく、飛び出すように家を出て、ホテルに避難しました。
何も考えずに出てきた私は、どうしたらいいのか分からず、不安でいっぱいでした。
最初はDV相談窓口に電話する勇気が出ず、身近な相談窓口に連絡しました。
それでも、やっぱりなかなか勇気が出ませんでした。
初めはどこでもいいと思います。
まずはどこかに相談できることが、大きな一歩になると私は感じています。
・DV相談+(プラス)
・電話やチャットで相談もできます。
・相談内容は基本的に守られます。
行政での手続きー支援員と一緒に進めたこと
支援センターに相談した後は、役所で必要な手続きを進めることもありました。
私の記憶はところどころ抜けているところがありますが、寄り添ってくれた支援センターの方のおかげで進めることができた部分も大きかったと思います。
具体的には、住民票の閲覧制限や生活支援の相談、子どもに関わる支援の申請などがありました。
書類も多く、頭の中はぐちゃぐちゃで精神的にも辛い時期でしたが、ひとつずつやっていくしかありませんでした。
児童扶養手当など、離婚前でも支援の対象になる場合があります。
DV相談をすると状況が変わることもあるかもしれません。
申請できる条件や必要書類は自治体によって異なるので、まずは窓口で確認してみてください。
・児童扶養手当
養育費が支払われないときに備えられる補償制度もあります。
自治体によっては、加入にかかる費用の一部を補助してもらえる場合もあります。
利用を検討するときは、内容や条件をよく確認し、必要に応じて弁護士など専門機関にも相談してみてください。
証拠を残すことの大切さ
法的な手続きを考える場合、暴力の証拠を残しておくことはとても大切です。
LINEやキズの写真、録音や日記など、無理のない範囲で少しずつ記録しておけると安心です。
無理して集める必要はないけれど「知っておく」だけでも違うと思うし、自分ができる範囲で少しずつ残しておけたら安心だと思います。
何より自分の安全が大切なので、無理せず安全を第一に考えてほしいです。
困ったときに一人で抱え込まず、まず誰かに相談してみてください。
法律や手続きで迷ったときは、法テラスのような専門の機関にも相談することができます。
・法テラス
・DVに関する法律相談が可能です。
・条件によっては無料で相談できる場合があります。
手続きで一番つらかったこと
私が一番つらかったのは、精神的な負担でした。
同じことを何度も繰り返し話さなければならなかったり、過去の出来事を説明することが苦しく、心が潰れそうでした。
でも、行政の手続きではどうしても避けられない部分でもあります。
きっとそこにいる人たちは、あなたを傷つける人ではないし、何も間違っていません。
だから、受けられる支援を受けながら、ここからまたやり直すために乗り越えてほしいと思います。
私にもできました。
きっと大丈夫です。
私が伝えたいこと
先の見えない中で行動するのは想像以上に怖く、逃げる決断を受け入れるのも辛いと思います。
それでも、まずは誰かに相談することで、見えてくるものや気付けることもあるかもしれません。
頼ることは決して恥ずかしいことではないです。
ひとりではないことを忘れないでほしい。
支援を受けながら、少しずつ前に進んでいけますように。
最後まで読んでくれてありがとうございます。