生活保護を辞退してから、
時間が経って気づいたことがありました。

早く生活保護を辞めたい。

その気持ちが強くて、
辞めたあとの生活がどうなるのかまで、
ちゃんと考えられていなかったと思います。

実際に辞めて生活してみて、
初めてわかったことがありました。

そのときは必死で見えなかったことも、
今だから思えることもあります。

この記事では、
生活保護を辞退したあと、
私の生活がどう変わったのか。

そして今、
あのときの選択をどう思っているのかを書いています。

辞めて初めて気づいたこと

辞めてから、
「守られてたんだな」と思う場面が、
あとからいくつもありました。

毎月、決まったお金が入ること。
何かあれば相談できる環境があることも、
支えになっていたんだと思います。

あのときは、
監視されているようにしか感じられなかったけど、

今思えば、
「見守られている」
と受け取ってもよかったのかもしれません。

でも、きっとこれは、
辞めたからこそ思えることです。

受けてる最中には、
そう感じることはできなかったと思います。

いつもの振り込みがなくなって、初めて実感した

生活保護を辞退して、
最初に「もう生活保護じゃないんだ」と実感したのは、

今まで生活保護費が振り込まれていた日に、
お金が振り込まれなかったときでした。

それまでは毎月、
決まった日に決まった金額が入ってきていました。

生活保護を受けてることには、
ずっと抵抗がありました。

早く辞めたいとも思っていました。

でも、実際にその振り込みがなくなったとき、

毎月、決まったお金が入ってくることが、
どれだけありがたいことだったのか、
気づきました。

働き始めていたけど、
まだ収入が安定していたわけじゃありませんでした。

これからは、
自分が働いたお金で生活していく。

当たり前のことだけど、
私にとっては大きな変化でした。

働けば大丈夫だと思っていた

働いて収入があれば、
大丈夫と思っていました。

でも、現実はそう簡単じゃなかった。

働き始めたばかりで、
まだ収入は安定していませんでした。

それでも、私は生活保護を辞めることを選びました。

実際に生活してみると、
収入があっても足りない月がありました。

とくに、子どもが体調を崩して仕事を休んだ月は、
その分、収入も減りました。

働いているからといって、
毎月同じ金額が入ってくるわけじゃない。

お金が足りなくて、
「どうしよう」と思う月もありました。

辞めればそれで大丈夫になるわけじゃない。

働き始めたことと、
生活が安定することは、
同じじゃなかったんだと思います。

辞めてから変わった気持ちもありました

生活保護を辞めてから、
大変になったことばかりじゃありませんでした。

自分で働いたお金で生活するようになって、
気持ちの面でも変わったことがありました。

生活保護を受けていた頃は、
周りからどう見られているのかを、
ずっと気にしていました。

でも辞めてから、
誰かの目を気にしなくなって、
前よりも生きやすくなった気がしました。

こんなにも見える世界が変わるんだと思いました。

生活そのものが、
楽になったわけじゃありません。

収入が安定しない不安もあったし、
生活が苦しいと感じることもありました。

それでも、
気持ちの面では楽になった部分もありました。

もっと準備できたことがあったのかもしれない

今振り返ると、
あんなに急いで辞めなくても
よかったのかもしれないと思うことがあります。

もう少し仕事を続けて、
収入が安定するまで待つこともできた。

その間に、
これからの働き方を考えたり、
もう少しできることもあったのかもしれません。

生活保護を辞めて時間がたった今、
生活に余裕があるわけじゃありません。

時間にも余裕がない中で生活してると、

「あのとき資格を取るとか、
そういう方法もあったのかな」と思うこともあります。

もちろん、
あのときの私のそこまで考える余裕があったかはわかりません。

あの頃の私は、
とにかく生活保護を辞めたいという気持ちが強くて、

働けば生活していける。
そう思っていました。

辞めたからこそ、
考えられるようになったことがたくさんありました。

それでも私は戻らなかった

生活保護を辞めたあと、
思っていたより生活が苦しいと感じることはありました。

それでも私は、
生活保護に戻ろうとは思いませんでした。

どんなに生活が苦しくなっても、
もう絶対に戻りたくない。

そう思っていました。

いちばん大きかったのは、
生活保護を受けることの恥ずかしさや、
周りからどう見られるのかという気持ちだったと思います。

本当は、
必要なときに頼れる制度なはずなのに。

あの頃の私は、
どうしてもそう思うことができませえんでした。

受けるときも苦しかったし、
辞めるときも、
私には辞めるという選択肢しか見えていませんでした。

あのときの私には、
生活保護が必要でした。

生活していくために、
必要なものだったと今は思えています。

今、振り返って思うこと

生活保護を辞めてから、時間がたちました。

今振り返っても、
生活保護を受けたことも、
辞めたことも、間違っていたとは思っていません。

あのときの私には、生活保護が必要でした。

そしてあのときの私は、
どうしても辞めたかった。

どっちもそのときの私が選んだことでした。

私自身は今でも、
生活保護をもう一度選びたいとは思えません。

でも、どこかで同じように苦しんでる人がいるなら、
必要なら選んでいいんだよ、とも思います。

私が生活保護を受けたことや、
辞めたあとのことをこうして書いてるのも、

「受けてよかった」
「辞めてよかった」

どっちかの答えを伝えたいからじゃありません。

同じように迷っている誰かに、
こんなふうに迷った人もいたんだって、
ひとつの体験として知ってもらえたらと思っています。