DVから逃げたあと、仕事はどうするのか。
シングルマザーとして働き始めた頃、子育てとの両立は想像以上に大変でした。
DVから逃げたあと、仕事はどうするのか|働き始めた私の選択
DVから逃げたあと、仕事はどうなるのか不安でした。
逃げた先で、不安が残ったまま、私は動き始めました。
正直まだ心は整ってなかったけど、
「働かないと生活が回らない」という現実も目の前にありました。
新しい場所で初めての就職先は、自宅から通いやすく、子育てと両立できる職場を条件に探しました。
面接や履歴書の準備は久しぶりで、緊張しながら進めたのを覚えています。
勤務時間など、なるべく融通がきくことを重視して探しました。
面接では、シングルで育てていること、子どものことで急なお休みがあること、
最初に自分が持っている不安は全て伝えるようにしました。
なかなか難しい現実もあったけど、
私の状況を理解してくれる会社に出会えたときは、
自分の存在を認められたようで嬉しかったのを覚えています。
仕事と子育てを両立し始めた頃の不安と疲れ
最初の頃は、帰宅後に夕飯を作る気力もなく、惣菜や冷凍食品に頼る日も。
私が選んだ仕事は体力を使う仕事だったのもあり、
朝起きるのも大変で、仕事後は体力が残らない日もありました。
逃げてきてから初めて社会に飛び出した私は、
不安と緊張、新しい環境に、精神的な負担も大きかったです。
体力も精神もまだ整っていない状態での生活は、想像以上に大変でした。
仕事と子育ての両立の難しさ
働き始めていちばん大変だったのは、やっぱり子育てとの両立でした。
朝の準備から始まって仕事を終え、夜は寝かしつけまで。
疲れていても休めない状況が続きました。
休みたいと思っても代わりはいなくて、
母親であることも、働くことも、どっちも休めませんでした。
子どもたちも我慢していたり、寂しい思いをさせてしまった事もあると思います。
今思えば、子どもたちも一緒に頑張ってくれていました。
仕事を始めると、とにかく時間に追われていたので、
休みの日に余裕があったら作り置きを作ったり、
たまには手を抜いたり、無理せず工夫できることをするようにしていました。
職場で救われた人間関係と支え
ここに来るまでに、私は人との付き合いに少し臆病になっていました。
でも、優しい人ばかりで、子育てでも人生でも先輩が多く、
仕事でうまくいかないときは励ましてくれたり、
時には子育ての相談に乗ってもらったり、
私はここで少しずつ自分を取り戻していったと思います。
子どものことでの急な休みにも理解があり、とてもありがたい環境でした。
働くことで少し救われた部分と、消えなかった重さ
ずっと孤独の中にいた私にとって、
たくさんの人と関わる毎日は、それだけで精一杯でした。
それでも、誰かに名前を呼ばれること、
必要とされる場所があることが、素直に嬉しかった。
ただ、ひとりで抱えている責任感や不安が消えたわけでも、
働く事が楽になったわけでもありませんでした。
それでも、やめるわけにはいかなかった
今も過去に、苦しめられるときもあります。
それでも、ここで立ち止まってしまいたくはありませんでした。
これまで必死に続けてきた毎日を、無かったことにしたくなかったから。
未来を変えられるかどうかは、わからない。
それでも、少しずつでも続けていきたい。
今もそう思いながら毎日を過ごしています。
DVから逃げたあと、すぐに余裕を持って働けるわけではありませんでした。
正直に言うと、逃げた現実と働かなきゃいけない現実を両立することは、
本当にきつい時期がありました。
それでも、少しずつ環境に慣れていく中で、
働くことが少し自分の支えになっていった部分もあります。
あのとき、どうしてすぐに逃げられなかったのか。
今になって、その理由が少しずつ見えてきました。