DVから逃げたあとも、
心の中の迷いや葛藤は消えませんでした。
子どもを連れて家を出ても、
「戻った方がいいんじゃないか」
「子どもにとってこれでよかったのか」
逃げたはずなのに、
安全な場所にいるはずなのに、
私はそんなことばかり考えていました。
逃げたあとに続いた不安と迷い
避難後も不安は消えなかった。
同時に本当に出てきてよかったのか迷いも出てきました。
子どもの前で暴力はなく、
子どもにとっては優しい人だったんだと思います。
まだ小さい子どもは会いたがるときもあって、
それが余計私を悩ませる理由の一つでした。
「会いたい」
その一言を聞くたびに、
私が間違えたのかなって思いました。
子どもを傷つけたから、
子どものために逃げる決断をしたはずなのに、
この状況が子どものためになっているのかわからなくなりました。
今思えば、
私は子どもの気持ちを守りたかった。
でも同時に、
父親を奪ってしまう怖さもありました。
戻りたい気持ちと葛藤
彼には優しいところもあったし、
私も悪いところがあった、
と離れるといいところばかり思い出してた。
子どものために私が我慢すればいいんじゃないか、
うまくやっていけるんじゃないか、
そんなふうに思っている自分がいました。
逃げてきた今のこの状況より、
戻ったほうが子どものためにも、
自分も楽なんじゃないか。
でも、
子どもの前でしたことは事実で、
まだ幼い子どもには理解ができず、
心の奥で傷ついていることもわかっていました。
「会いたい」
という子どもの声に、
どう向き合えばいいかわかりませんでした。
子どもを守ることは何なのか。
何を選ぶことが正しいのか。
あのときの私には、
手を引っ張って前に進む強さありませんでした。
たくさん迷って、今思うこと
今でも、
あの頃の選択を考えることがあります。
逃げたことも。
前に進もうとしたことも。
そして、
戻ったことも。
後悔していることもあります。
でも、
あのときの私は、
どの選択も一生懸命考えて選んでいました。
だから今は、
あの頃の自分まで否定したくない。
ただ一つ、
今の私が思うのは、
子どもを守るということは、
子どもの願いを全部叶えることじゃなかった。
それが、
たくさん迷って、
たくさん後悔した私が、
今たどり着いた答えです。
あのときは、
安心できる場所にいるはずなのに、
不安や恐怖は、まだ心の中に残っていました。
その頃の私の中で起きていたことは、
こちらの記事に書いています。
▶︎逃げたあとも続いた不安|心の傷と向き合った毎日
