DVから逃げたあとも、
苦しい日は続きました。

あのときは、誰の言葉も聞こえなかった。

「本当に逃げてよかったのかな」
そう思う日もありました。

でも今の私は、
あの頃の自分に伝えたいことがります。

あのときの私へ

毎日怖かったよね。

逃げた方がいいって、
本当は自分でもわかってたよね。

でも、怖かった。

子どものこと。
お金のこと。
住む場所。

これからの生活。

何もかも失うような気がして、
決断なんてできなかったよね。

迷う自分を、
何度も責めたよね。

弱かったんじゃない。

それだけ怖い毎日を、
ずっと耐えてきたんだよ。

あの夜、家を出た私へ

あの日、
家を出るときも怖かったね。

これでよかったのか。
本当に戻れないのか。
子どもを苦しめてしまうんじゃないか。

そんなことばかり考えてたね。

でもあの日、

子どもを守るために、
ちゃんと動けてたよ。

ホテルで泣いていた私へ

ホテルでは、
先なんて何も見えなかったね。

子どもの寝顔を見て、
自分を責めてたね。

「母親失格だ」
そう思ってた。

でも違ってたよ。

あの日、
子どもは責めてなかった。

手紙を書いて、
笑わせようとしてくれてた。

その優しさを守れたんだよ。

施設で過ごしていた私へ

知らない土地で、
孤独だったね。

毎日不安で、
しかたなかったよね。

でもね、
子どもは少しずつ笑うようになったよ。

友達もできたよ。

私も、
少しずつ前を向けるようになったよ。

今だから言えること

あのときは、
ここまで来られるなんて思えなかったね。

何を選んでも間違ってる気がしたね。

でも今は、
子どもたちと一緒に笑ってるよ。

あのとき、
必死に守ろうとしたものは
ちゃんと守れたよ。

もし今、
あの頃の私と同じように迷っている人がいたら。

この手紙が、
どこかで心に残ったら嬉しいです。

でも、あの頃の私は、まだ知りませんでした。

逃げることができても、
心はすぐに前を向けないことを。

DVから逃げたあとも苦しさが残っていた理由は、
こちらの記事に書いています。
▶︎DVから逃げたのに苦しかった理由