DVから逃げた今、
あの頃の私に何を言えるんだろうと考えました。

「逃げてよかったよ」
そう言えば簡単なのかもしれません。

でも、あの頃の私にそんな言葉は届かなかったと思います。

離れた方がいいことも、
逃げた方がいいことも、
私だってわかってた。

それでも逃げられなかった。

子どものことも、
お金のことも、
これからの生活のことも怖かった。

施設に行くことも嫌だった。

それに、あれだけのことがあっても、
相手への気持ちが全部なくなっていたわけでもありませんでした。

だから今、
「逃げた方がいい」と簡単に言うことはできません。

あの頃は、誰にもわからないと思ってた

誰にもわからないと思ってた。

逃げるって簡単に言うけど、
その先には、
私だけじゃない子どもたちの人生もある。

「逃げた方がいい」と言う人にとっては、
たくさんある話の中のひとつなのかもしれない。

でも、
今あるものを全部捨てるのも、
新しい場所で生活していくのも、
実際にそれをするのは私たちだった。

その苦しさなんて、
誰にもわからないと思ってた。

でも今、
あの頃の私が知らなかった時間を、
今の私は知ってる。

あの頃の私へ

あのときの私は、
誰のことも信じられなかった。

でも誰かに助けてほしい自分もいたよね。

苦しくて苦しくて、
もうぐちゃぐちゃだったね。

今だから思う。

ひとりじゃ抱えきれなかったんだよ。

誰にも言えないこともあった。
誰かにわかってもらう必要もなかった。

ただ、ひとりじゃ決められないことが
たくさんあったんだよ。

今、子どもたちと一緒に笑ってるよって伝えたい。

逃げたあと、
すぐに今のように思えたわけじゃありませんでした。

家を出たあとも苦しかったこと、
逃げたあとに残っていた気持ちについては、
次の記事に書いています。
▶︎DVから逃げたのに苦しかった理由