逃げると決める前、
私が一番不安だったのは、
子どものことでした。

環境を変えてしまうこと。

知らない場所で、
子どもたちはどうなるんだろう。

泣いてしまうんじゃないか。
私のせいで傷つくんじゃないか。

そんなことばかり考えていました。

実際に逃げたあと、
子どもたちも知らない場所での生活が始まりました。

そんな中でも、
子どもたちは遊んだり、笑ったり、
毎日少しずつ成長していました。

私はその姿を見ながら、
嬉しくなったり、
苦しくなったりすることもありました。

この記事では、
DVから逃げたあと、
新しい環境で私が実際に見ていた
子どもたちの様子について書いています。

子どもたちがいたから、進めていた

子どもたちだけは変わらず私のそばにいました。

笑っている顔を見たり、
「ママ大好き」と言ってくれたり。

昨日までできなかったことが、
できるようになっていたり。

そんな子どもたちの存在に、
私は何度も支えられていました。

今振り返ると、
子どもたちがいたから、
私は毎日を進んでいけたんだと思います。

あの状況の中で、
私がなんとか自分でいられたのも、
子どもたちがそばにいてくれたからだったと思います。

子どもは少しずつ成長してた

施設に来て少したった頃、
子どもの成長を強く感じた瞬間がありました。

昨日までできなかったことが、
できるようになっていく。

本当なら、
ただ嬉しいだけのことだけだったのかもしれません。

もちろん嬉しかった。

でも同時に、
こんな状況なのに、
子どもはちゃんと成長してる。

普通に喜べるような環境じゃなかったこと。

こんな場所で、
子どもの大切な成長の瞬間を迎えたこと。

「ごめんね」という気持ちもありました。

私は、
時間が止まったような感覚で生きていました。

前に進めてるなんて思えなかった。

でも子どもたちは、
毎日少しずつ成長していました。

嬉しいのに、
苦しい気持ちもありました。

同時に、
私がしっかりしないと、守らないと。

そう思う気持ちもありました。

子どもの方が前を歩いてた

最初の頃、
道に迷ったことがありました。

そのとき私は、
外だったのに泣いてしまいました。

泣かないでいたのに、
少し道がわからなくなっただけで、
感情があふれて止められませんでした。

外へ出ても、
知らない場所ばかり。

新しい場所を受け入れられなくて、
外へ出ることが嫌になっていました。

でも子どもたちは、
「探検だね」と言いながら、
私より先を歩いていました。

新しい道も、
新しい場所も、

子どもたちがいたから、
少しずつ歩けるようになりました。

あの頃は、
私が子どもたちを連れて歩いてるつもりだったけど、

本当は私の方が、
子どもに引っ張ってもらっていたのかもしれません。

最後に伝えたいこと

あの頃の私は、
子どもの環境を変えてしまうことが、
いちばん怖かった。

知らない場所へ行くことが、
本当に子どもたちのためになるのか。

何度も迷いました。

子どもの負担を思うと胸が苦しかった。

実際に環境が変わってからも、
私の中から不安がなくなったわけではありませんでした。

それでも子どもたちは、
知らない場所で遊んだり、笑ったり、
毎日少しずつ成長していました。

子どもたちが新しい環境で過ごしていく姿を、
私はすぐそばで見てきました。

逃げる前に想像していたことと、
実際に子どもたちと過ごした毎日は、
同じではありませんでした。

逃げたいのに逃げられなかった頃のことは、
こちらの記事に書いています。
▶︎逃げたいのに逃げられなかった理由