施設を出た日、私は子どもたちの手を握りしめ、新しい生活へと踏み出しました。

この記事は、
・DVや家庭の事情で施設を出たあと
・「自由になったはずなのに、苦しい」と感じている人
に向けて、私自身の体験をそのまま書いています。

「ひとりでやっていけるのかな」「この選択は間違ってなかったのかな」そんな思いが頭をよぎりながらも、前に進むしかありませんでした。

新しい住まいで始まった生活と、消えなかった不安

部屋に入ると、まだ何もない空っぽの部屋。
だけど、小さくても”私たちだけの場所”でした。

自由になれた喜びもあったけど、現実が見えた瞬間でもありました。
先の見えない不安が一気に押し寄せてきました。

施設を早く出たい気持ちもあったけど、「守ってくれる場所がなくなる」という怖さ、そして”これからは全部ひとりで子どもたちを守る”という責任の重さで胸がいっぱいでした。

このときの私は、慌ただしく変わっていく環境の中で、子どもたちと向き合うことで精一杯でした。

シングルマザーとして直面した現実と、心が折れそうだった日々

施設を出てからも、私は生活保護を受けながらの生活でした。
必要だと頭でわかっていても、心では受け止めきれない日もありました。

恥ずかしさ、情けなさ、罪悪感のような気持ちが、心のどこかにずっと残っていました。

お金の心配は”最低限”守られていたけど、何もできない自分が嫌でたまりませんでした。

特につらかったのが、保育園がなかなか決まらなかったこと。
働きたくても働けない。
知らない土地で、子どもたちと家の中で向き合い続ける毎日は、想像以上に孤独でした。

誰かに頼ることもできず、近所に知り合いもいない。
周囲に知られることへの不安も、とても大きかった。
生活保護を受けていることもあって、余計に社会から切り離されたような感覚に苦しめられました。

「この生活はいつまで続くんだろう…。」
心が折れそうな瞬間は何度もありました。

それでも、子どもたちのために踏ん張るしかありませんでした。

支えてくれた人や自分で見つけた支援や助け

毎日が辛かったわけではなかったけど、知り合いもいない場所での生活はやっぱり孤独でした。
誰とも話さない日が続くと、心が壊れそうになることもありました。

どうしようもできない感情で、どこにも吐き出すことのできない思い。
逃げることに必死で、でも逃げたから終わりじゃなくて、そのあとの現実の方がずっと私を苦しめていました。

そんな中、近くに子ども食堂があると知りました。
本当は行ってみたかったけど、勇気が出なかった。
誰かと繋がりたかったけど、誰かと関わることも怖かった。

それでも、子どもたちが「楽しそうに過ごせる場所」「生活費の助けにもなる」そう聞いて、行ってみることにしました。

最初は挨拶するだけでも緊張したけど、少しずつ話せる人ができて、スタッフさんが声をかけてくれたり、同じシングルマザーの方と話せたりするようになりました。

そこから、私の気持ちも生活も少しずつ前向きになっていきました。

辛い生活の中で希望を感じた瞬間

毎日が必死で、前に進めているのかわからない日々。
それでも頑張り続けてこれたのは、やっぱり子どもたちの存在があったからだと思います。

そんなある日、一本の電話がかかってきました。
保育園の入園が決まったという連絡でした。

電話を切った瞬間、涙が止まりませんでした。
ずっと続くと思ってた暗闇の中で、ようやく光が見えた気がしました。

そこからすぐに仕事を探し、面接を受け、働き始めました。
生活保護から抜ける道が見えてきました。

もちろん、そこからも不安や大変なことはたくさんありました。
それでも、確かに前へ進んでいました。

働き始めても、現実はすぐに安定したわけじゃありませんでした。
外での仕事が続かない時期、在宅を探した時期、制度に頼りながらの生活。

私が実際に作り直した「自分に合った働き方」はこちらの記事で詳しくまとめています。
▶︎シングルマザーの私が選んだ働き方と、今作っている働き方

あの日の電話は、私にとって「ゴール」であり、「スタート」でもありました。

伝えたいこと

あの頃の私は、いつも暗闇の中を歩いていました。
出口なんて見えなくて、「このまま変わらないのかもしれない」と思う日もたくさんありました。

でも、どんなに小さくても進んでいれば、ちゃんと前に進んでいました。
暗いトンネルは、ずっとは続かない。

私はあのとき、いろんなことを急ぎすぎていました。
早く抜け出したくて、無理に強がって、余裕なんて1ミリもなかったのに。

あの頃の自分に言ってあげたいです。
「焦らなくていいよ」「自分のペースで、生きていいんだよ」

誰に何を言われても、どう思われても、自分のペースで進んで大丈夫。
立ち止まっても、ゆっくりでも、道はちゃんとつながっています。

あの日の私が出口を見つけられたように、光が見える瞬間がきっと来ると思います。

私の経験やあの時の思いが、誰かの小さな勇気や希望につながりますように。
最後まで読んでくれてありがとうございます。

逃げたあと、生活を立て直すためには具体的な手続きや支援制度を知ることも大切でした。
私が実際に行った手続きや安心して使えた制度は、こちらの記事で詳しくまとめています。
▶︎DVから逃げた後に必要な手続きまとめ|安心して生活を立て直すために
※今すぐ全部やらなくても大丈夫。
「次に何を確認すればいいか」を整理した記事です。