退院さえして私が帰れれば、
なんとかなると思っていました。

子どもたちの側にいられれば、
どうにでもできる。

そう思っていました。

でも実際は、
帰ってからの方がずっと大変でした。

退院後すぐに直面した、ひとり親の現実

退院したあと、
どうしたらいいんだろうとは思っていました。

でも考えれば考えるほど答えは出なくて、
「どうにかなる」と思うしかありませんでした。

でも、
実際にはどうにもできない現実が待っていました。

入院する前のように、
簡単に買い物に行けない。

子どもたちのご飯、お風呂、風邪をひけば病院。
学校や園の準備、送迎。

子どもたちの生活を、
止めることも変えることもできませんでした。

子どもたちの生活は守りたかった。
犠牲にしたくなかった。

でも、
子どもたちのことと自分の体を、
同時に守ることはできませんでした。

それでも、
やらないわけにはいかなくて、
無理をしなきゃ回らない毎日でした。

「また同じことが起きたら」と考えるようになった

退院してからの毎日は、
自分がひとりで抱えている現実を、
何度も突きつけられるような時間でした。

思うようにいかないことばかりで、
体だけじゃなく、心もつらかった。

誰かに頼りたかった。
少しでいいから、
優しい言葉がほしかった。

このときだけは、
誰かの支えが、本当にほしかったです。

誰にも頼れないひとり親の孤独と苦しさがありました。

本当の現実を、
私はこのとき初めて、知っていったように思います。

このとき、心に残った不安

退院すれば元に戻れるわけじゃなかった。

ひとり親として、
誰にも頼れないまま生活をしていくことは、
想像していた以上に重いものでした。

退院してからの生活を回す中で、
「この先、もしまた何かあったらどうしよう」
そんな不安を感じるようになりました。

そして同時に、
「もしまた同じことが起きたら、
今度は本当に生活が回らなくなるかもしれない」

そう思うようになりました。

あのときの私は、
何も知らないまま、
その場で選ぶことしかできませんでした。

だからこそ、
同じ状況になったときに、

もう少し違う選択ができるように、
退院後の生活の中で
「支援」と「備え」を考えるようになりました。

▶︎もしまた入院したら|ひとり親が考えた支援と備え