何気ない生活の中で、
家族でいる姿を見るたびに、
苦しくなる時期がありました。
シングルマザーになってから、
公園、スーパー、学校や保育園の行事で、
家族連れを見るたびに、
自分にはないものを感じることが増えていきました。
ただ羨ましいだけじゃなかった。
家族連れを見るたびに、自分にはないものを感じてた
お父さんがいて、
お母さんがいて、
家族で笑ってる。
私の子どもにはない光景に、
「ごめんね」って胸が苦しくなることが多かったです。
それと同時に私も知らなかった家族の形でした。
あそこにいるお母さんは、
誰かと子育てを分け合ってる。
あそこで笑ってる子どもは、
父親の愛情をもらってる。
羨ましい気持ちと悲しい気持ちと、
妬む気持ちもありました。
どうして私にはないの?
どうして私の子どもたちは、
同じように愛情をもらえないんだろうって。
黒い感情が出てくることもありました。
でも、
責めたいわけじゃなかった。
ただ、
自分にはなかったものを感じることが多すぎて、
苦しかったです。
シングルマザーだから苦しい、だけじゃなかった
小さい頃から、
普通の家庭が私にはありませんでした。
大切にされた記憶もない。
安心して過ごす感覚も知らなかった。
だから私は、
家族を見ると、
幼い子どもや笑ってるお母さんを見て、
自分に当てはめて見てしまうことも多かったです。
シングルマザーになりたくてなったわけじゃない。
子どものことも私のことも大切にしてくれなかったから。
だから、
大切にされてる家族を見るたびに、
苦しくなることが多かったです。
羨ましかったんだと思います。
DVから逃げる経験もして、
子どもに苦しい思いをさせてしまったことで、
普通からかけ離れすぎてしまった気がしていました。
子どもへの罪悪感もあって、
周りと比べて苦しくなるたびに、
自分の中にある寂しさも、
一緒に出てきていた気がします。
子どもには同じ思いをさせたくなかった
子どもができたとき、
絶対に同じような思いはさせたくないと
強く思っていました。
子どもには、
父親の愛情をもらいながら育ってほしい。
手を繋いで歩いたり、
そんな小さなことでよかった。
そう思っていたのに、
その家族の形にはできなかった。
そのことを、
ずっと「ごめんね」って思っていました。
子どもの成長を見るたびに、
自分の選択を責めてしまうことも多かったです。
今も苦しくなるときはある
今も苦しくなったり、
黒い感情が出てくるときは正直あります。
なんで同じなのにこんなに違うんだろうって。
自分の人生が嫌になるときもあるし、
母親としても自分を責めるときもあります。
でも今は、
外から見えるものだけが、
その家族の全てじゃないんだって、
思えるようになった部分もあります。
家族連れを見ても、
前ほど苦しくならない日も増えました。
それでも、
羨ましいと思うこともあります。
たぶん、全部なくなったわけじゃないんだと思います。
ただ前よりは、
周りの家族と比べるだけじゃなく、
自分の家族を見られるようになってきました。
