今、苦しい状況にいる人へ
この記事では、DVから実際に子供を連れて逃げた時のことを書いています。
私の体験が、誰かの小さなヒントになれば嬉しいです。
逃げた後のホテルでの数日
ひとまず安全な場所に来て、少し考えられるようになった時、
出てきて本当に良かったのかと不安になったのを覚えています。
その後のことは何も考えていなかったし、お金の心配もありました。
子供の寝顔を見ては、自分を責め、私は母親失格だと思っていました。
子供の前で泣いて、怒鳴って、逃げて、守れていないと思ったから。
連れ回してしまって、守ってあげられない自分が憎かった。
もう一体どうしたらいいのか、どこにもいけなくて、もう限界でした。
記憶が飛んでいる
ホテルでの数日間、何を食べたか何をしていたか、記憶が抜かれたみたいに
ほとんどの事を覚えていません。
記憶が飛んでいるのは、きっと自分を守ろうとしてるんだと思います。
思い出そうと思っても、ぼやけたまま。
思い出せないなんて、忘れているなんて、私おかしいのかもしれないと
思ったこともあるけど、「それだけきっと頑張って生きてきた」
と自分を受け入れるようになりました。
子供を守りたかった
私は子供の頃、誰にも守ってもらえなかっった。
誰も私の声を聞いてくれなかった。
私は子供の心を守りたかった。
あの子をこれ以上傷つけたくなかった。
それだけしか残ってなかった。
私の育った環境が背中を押した
私の親は子供より自分が大切な人だった。
そうなりたくなかった。
幼い自分を見てるようで、苦しくて、私と同じ思いをさせたくないと強く思いました。
私が逃げられたのは、きっとあの家庭で育ったから。
あんな親には絶対になりたくない、私は子供が大切だから。
あの時の私に伝えたいこと
不安な中、本当によく頑張ったね。
たくさんの決断をしてきて、一人でよくここまでやってきた。
一番守りたかった子供たちの笑顔守れたよ。
どんな場所にいても、どんな時でも、やり直すことはできます。
辛かったことを、辛いだけで終わらせたくない。
私の経験が、誰かの小さなきっかけになればーー。
最後まで読んでくれてありがとうございます。